【日本の文化】お盆

2021.06.28

【日本の文化】お盆

お盆とは?

正しくは盂蘭盆会といい、夏に祖先(亡くなったおじいさん、おばあさんなどの血のつながった人)の霊を祀る仏教行事です。

 

元々は旧暦(昔のカレンダー)の7月15日を中心としたものだったのですが、今は月遅れにあたる8月15日が普通になっています。

 

お盆には、先祖や亡くなった人達の精霊が道に迷わず帰って来ることができるように、13日の夕刻に盆提灯を置き、庭に迎え火として麻幹(おがら)に火をつけます。14、15日に精霊は家にとどまり、16日の夜帰って行きます。今度は送り火をつけ、霊を送り出します。


京都の大文字焼きは知っていますか?正式には「五山の送り火」といいます。

これも、お迎えした先祖の霊をお送りする送り火です。


今行われているお盆は、もともとの盂蘭盆会と日本古来の五穀豊穣(たべ)を祝う収穫祭、水紙祭などが合わさったものだと考えられています。

 

盂蘭盆会とは?

梵語(ぼんご・サンスクリット語)の「ウランバナ」からきています。「ウラバンナ」とは”逆さ吊り”という意味。

釈迦の弟子の目連が、餓鬼道に落ちて苦しんでいる亡き母を見ます。釈迦は、夏安居の終わりの日にあたる7月15日に、修行を終えた僧侶たちにごちそうを振る舞い、供養するよう教えます。その教えに従ったところ、母親は無事成仏できたといわれています。これが盂蘭盆会の由来となりました。

 

新盆について

四十九日の忌明け後に初めて迎える盆。初盆ともいいます。

普通よりも早く、1~7日に盆棚を作ります。

親戚は盆提灯を贈ります。 ※最近は盆提灯を贈る代わりに現金を贈るのが一般的。

新盆を迎える家は、亡くなった人と親しかった人や親類を招いて、僧侶に棚経をあげていただき、盛大に供養します。

 

13日の朝に盆棚をつくり、盆花や季節の果物、野菜などの供物をお供えし、夕方に門前(ドアの前)で麻幹を燃やして、迎え火を焚きます。 ※お迎えするまでにお墓参りをしておきます。


・15日には、僧侶を招いて棚経をあげていただきます。

・16日の夕方、門前で送り火を焚き、霊をお送りします。

・お盆の間は一日3回精進料理を添え、家族も同じものをいただきます。

※お盆の期間は、地方によって異なり、月遅れや旧暦で行うところもあります。お盆の習慣も宗派や地域によって違いますので、それぞれの家や地域の風習に沿って行ってください。

 

精進料理

「精進とは、仏の教えによって、仏道修行に努めること。

肉類などの美食を避けて、野菜・山菜・穀類などを中心にした粗食を食することも修行の一つと考えられています。「殺生をせずに、心身を清める」という意味もあります。

お盆にいただく料理は、二汁五菜です。

※精進を終えた後に食べる食事のことを「精進落とし」「精進明け」と言います。

 

季節の野菜・null

白玉団子

浄土へのおみやげとして用意します。


そうめん

15日のお昼に供えます。

型菓子かたがし

餅米を炒って粉にしたものを木型に詰めて抜く菓子。蓮・菊・末広などの形があります。


盆花

桔梗、萩、ほおずき、女郎花